ブラックジャックには、様々なルールがあります。
その中でも注目したいのが、「サレンダー(Surrender)」です。
サレンダーは、ブラックジャックの中のオプションルールのひとつです。
ランドカジノにおいても導入されているオプションですが、全てのブラックジャックで用いられているわけではありません。
サレンダーが使えるゲームと使えないゲームがあるので、注意が必要です。
またサレンダーには、メリットとデメリットが存在します。
実際のゲームでは用いるタイミングも重要になりますから、有効性を理解した上で使用するのがポイントです。
そこで今回は、ブラックジャックのオプションルールであるサレンダーを解説します。
使い方やタイミング、ユースカジノで提供があるか、について見ていきましょう。
目次
ブラックジャックのサレンダー(Surrender)とは?
【Surrender】という単語は、直訳で降伏や降参を意味します。
ブラックジャックでも同様の意味合いで使われており、負けを認める行動とされています。
基本としては、はじめに配られる2枚のカードをチェックした際、勝てないと思ったときに宣言します。
負けを伝える行為は、一見意味のないように思えますが、実はメリットもあります。
そのメリットとは、掛け金の半額が返ってくることです。
通常フローでは、お互いのハンドを比べて、負けた際には掛け金が全額没収されます。
しかし、勝敗が決まる前にサレンダーを実行に移せば、負けても没収金額を半分に抑えられます。
その分資金を手元に残せるため、軍資金を減らさずにプレイしたい方にとっては、有効的なアクションです。
ひとつ注意したいのが、プレイ中にサレンダーを実行した場合、プレイヤーの負けが決定する点です。
一度サレンダーを実行すると、お互いのハンドに関係なく、勝敗が決まります。
たとえ自分の方が強い手札であったとしても、結果として負けてしまうのです。
どのような行動でサレンダーを宣言する?
サレンダーは、ランドカジノとオンラインカジノで取る行動が異なります。
ランドカジノの場合、ハンドシグナルでサレンダーを伝えます。
軽く右手を握って人差し指を伸ばし、テーブルのうえで左から右へと移動させる行為がサレンダーを意味します。
また、ディーラーに発言するのもOKですから、どちらか好きな方を選びます。
一方でオンラインカジノでは、ボタンをクリックすると、サレンダーを実行できます。
ゲーム画面の下部や上部に専用のアイコンがあるので、実行する際はクリックしましょう。
サレンダーを実行するタイミングは?
サレンダーは、自分の手札が弱いときに使用するオプションです。
また、相手のアップカードが強い場合に実行するのも得策です。
サレンダーを実行すると、必ず負けが決定するので、負ける確信があるときのみ実行するようにしましょう。
サレンダーを使う具体的なタイミングは、以下を参考にしてください。
表向きのカードが10のケース
サレンダーを使うべきタイミングのひとつに、表向きのカードが10であるケースが挙げられます。
たとえば、自分のハンドが15や16で、表向きのカードが10のときは、ディーラーが勝利する確率が高いといえます。
このようなケースでサレンダーを実行すると、損失額を抑えられます。
表向きのカードが9のケース
表向きのカードが9で、自分のハンドが16のようなケースでは、サレンダーが有効です。
自分があと1枚引けばバーストしてしまい、なおかつ相手はバーストの可能性が低いとき、サレンダーを実行してください。
表向きのカードがAのケース
表向きのカードがAであったときも、サレンダーを実行すると良いでしょう。
反対に、自分のハンドにAがあるときは、サレンダーすべきではありません。
サレンダーを実行する大前提として挙げられるのが、自分のハンドにAがない点です。
サレンダーは上手に利用すればリスクを最小限に抑えられますから、タイミングを見極めて実行に移しましょう。
サレンダーにはどのような種類がある?
サレンダーには、レイト(Late surrender)とアーリー(Early Surrender)があります。
それぞれ、導入しているゲームとしていないゲームがあるので、プレイ前に確かめておきましょう。
特に、アーリーサレンダーは、プレイヤーにメリットの多いルールとなっています。
もしも導入されているゲームがあれば、積極的にプレイしてみるとよいでしょう。
各サレンダーは、実行に移せるタイミングが違うので、以下を参考にチェックしてみてください。
レイトサレンダー
多くのブラックジャックで導入されています。
通常ゲームでは、ディーラーが各プレイヤーに2枚のカードを配ります。
2枚のカードを配ったあと、ナチュラル・ブラックジャック(Natural Black Jack)を確認します。
そして、そのあとにサレンダーを実行するのがレイトサレンダーです。
たとえ実行するつもりであったとしても、実行前の段階でナチュラル・ブラックジャックがわかったケースでは、ディーラーの勝ちが決定します。
アーリーサレンダー
はじめの2枚のカードが配られたあとに、すぐにサレンダーを実行できます。
ディーラーが、ナチュラル・ブラックジャックであるかどうかをチェックする前に実行に移せるのが特徴です。
そのため、表向きのカードがAだった場合などでは、有効活用できます。
通常フローでは、ディーラーの勝利が決定するナチュラル・ブラックジャックですが、こうしたオプションを活用すれば、損失を最小限に抑えられます。
アーリーサレンダーは、プレイヤー有利のルールですので、導入しているゲーム自体は少ないかもしれません。
ユースカジノでサレンダーは使える?
幾つかのオンラインカジノ中で、例えばユースカジノでは現在サレンダーを導入しているブラックジャックは提供されていません。
しかし、サレンダー導入のゲームを提供しているオンラインカジノもあるので、今後そういったゲームが提供される可能性もあります。
ちなみに、オンラインカジノの中で、サレンダーを導入しているブラックジャックは、大きく【サレンダーブラックジャック】と【キャッシュバックブラックジャック】のふたつです。
サレンダーブラックジャックは名前のとおり、サレンダーを実行できるゲームです。
キャッシュバックブラックジャックは、サレンダーの代わりにキャッシュバックというアクションができます。
キャッシュバックはサレンダーと同じ役割を持つアクションですが、戻ってくる損失額は毎回違います。
通常のサレンダーよりは、戻り金が少ないと考えると良いかもしれません。
ですが、タイミングを見極めれば、有効的に勝負できるルールになっています。
まとめ
負けた際の損失を押さえられるサレンダーは、あくまでもオプションルールのひとつです。
そのため、導入しているケースもあれば、導入されていないケースもあることを押さえておきましょう。
また必勝法とは異なるので、サレンダーの実行が賞金獲得に繋がることはありません。
サレンダーをうまく利用して、損失額を押さえてゲームを楽しむのが目的です。
残念ながら、現在ユースカジノではサレンダーを導入するゲームは提供していませんが、今後リリースされる可能性もあります。
使い方を覚えておくと、いざというときに役立ちます。
損失額を抑えてゲームを楽しみたい方は、ぜひ覚えておいてください。