六本木 すし巽(タツミ)レビュー・雰囲気・客層・コースメニューなど

先日、六本木駅から徒歩1分にある寿司・懐石・会席料理・割烹・小料理「六本木 すし巽(タツミ)」に仕事仲間たちと行ってきました。

実際に出された料理、店内や店員の様子、店主のこだわりから光る職人技についてレビューしてみようと思います。

六本木 すし巽 (タツミ)の店内の雰囲気

東京メトロ日比谷線の六本木駅からは、徒歩1分。

寿司・懐石・会席料理・割烹・小料理「すし 巽(タツミ)」です。

 

私たちが訪れたのは、2022年末の雨が降る肌寒い秋頃でした。

お店はビルの一角にあり、店内に入ると中は明るく清潔で落ち着いた雰囲気。

17時を回って予約の時間に入店すると、店員さんがすぐにきて予約のカウンター席へとスムーズに案内してくれました。

見た限りでは座席はカウンターが約12席、扉に仕切られた個室も2箇所ほどありました。

 

今回私たちが予約したのは、「本格江戸前鮨のおまかせコース」。

席につくと、まずはドリンクの注文から。

メニューの内容は日本酒から、果実酒、ワイン、ソフトドリンクまで種類が豊富でした。

六本木 すし巽(タツミ)「本格江戸前鮨のおまかせコース」の一部紹介

そしてお待ちかねの、本格江戸前鮨のおまかせコース一品目は「中トロ」。

なんとなくお寿司を食べる順の初めは脂の少ないさっぱりとした白身から、と一般的にはいいますが、これがなんとも嬉しい誤算。

空腹に中トロの適度な脂と旨味が口の中で広がり、極上の味わいでした。

 

次に登場したのは、イカ。こちらもイカとは思えないほどに身が柔らかく、噛んですぐに口の中でトロけていきます。

他の口コミにもこちらのイカが一番美味しかったという内容があるのも納得です。

 

そして、カツオ。

こちらが食べ終わりそうな頃合いに、サッと手際よく握り、ネギをのせ、ハケで醤油をひと塗り。

旬の戻りカツオでしょうか。その脂加減と、シャリ、ちょこっとのネギと醤油が絶妙にマッチし、こちらも至極の一品です。

職人が握っている様子を間近で楽しめるのも、カウンター席ならでは特権です。

 

 

お次はつまみ5品。前菜、旬菜、お造り、蒸し物などが登場。

この日はマグロ、里芋、ブリ、鮑、クリームチーズと紅芯大根の西京漬けという珍しい料理が。

何から食べようかと迷っていると、「左手前のマグロから反時計回りに食べるのがおすすめですよ」とのお声がけが。

最後のクリームチーズは、確かに濃厚なのでこの皿では最後に食べて大正解でした。

 

次に、漬けマグロ。

そして、貝。金目鯛と続き、ここで北海道産のウニといくらに金箔をあしらったミニ丼ぶり。

豪華な食材のオンパレードにくらくらするほど美味しい。

あっという間に平らげてしまいました。

 

次に、焼き物。サワラの皮目がパリッと焼けていて、身はふっくら。日本人で良かったと思える瞬間です。

そしてトロたく。個人的にはこれが大ヒットでした。ぜひお味は実際に食べて、感じてみてくださいね。

 

そしてマグロの王様、大トロ。

大トロに塗られた醤油が少しはじいているのがお分かりいただけるでしょうか。。

お肉と間違えるほどに、脂がのっていてこちらも大変満足な一皿でした。

そしてアナゴに、茶碗蒸し、かんぴょう巻き。

かんぴょう巻は海苔の上にシャリ、かんぴょうが写真の姿で提供されました。

海苔が贅沢に使われ、磯の香りがふわっとかんぴょうを包んでくれます。

 

握りのネタはどれも食べやすいように隠し包丁が入り、職人の技が光っています。

そしてあっという間の最後の一品、玉子焼き。

こちらはデザートのように甘く、舌触りが大変滑らかでした。

一つ一つは少し小ぶりなので、物足りない方やもう一度食べたいネタがあれば、最後に追加で注文が可能です。

 

六本木 すし巽(タツミ)にいた人たち

シャリは柔らかすぎず、硬すぎずにふっくらとし、寿司酢が絶妙なうま味を引き出しています。

築地直送の本マグロを使用しているようで、会話からも店主のこだわりや自信を感じることができ、安心して食べ進めることができました。

 

客ごとに職人さんが専属でつき、一つ一つ丁寧に説明しながら握っていってくれます。

その日ついてくれた職人は、60代くらいの少し強面な雰囲気の男性でしたが、その見た目とは違い、話すと気さくでやらかい笑顔。もう1人の職人は、40代くらいの男性でした。

客の食べるペースを見て、一貫ずつ丁寧に握ってくれます。

コース内容は、前菜の盛り合わせに、蒸し物、焼き物、お椀と少しずつ、いろんなものをたくさん提供してくれたので値段以上にとても満足感があります。

 

口コミには、二時間制を強調され、提供ペースが早く、落ち着いて食べることができないとの意見もありましたが、訪れたのが平日だったためかそのようなことは全くありませんでした。

また客層は、30代〜50代が多く、中には20代と思われるカップルや女性同士でやや若い方が多い印象でした。

自分へのご褒美や大切な人、記念日などに訪れたいお店の一つです。

 

駅から徒歩1分の好アクセス、目でも舌でも大満足な、本格的江戸前寿司・懐石・会席料理・割烹・小料理「すし 巽(タツミ)」。

六本木の煌びやかな雰囲気も味わいつつ、清潔な店内と明るく気さくな店員さんの雰囲気で、どなたでも心地よい空間の中でこだわりの料理を堪能できると思います。

ぜひ自分の目と舌で味を確かめてみてください。

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