ジム・ロジャーズは世界各国から注目されている投資家で、「天才投資家」「世界的投資家」としても評価されています。
本日、ジム・ロジャーズの「それでも日本株を買う理由」というインタビューが出ましたが、わずか数ヶ月前、彼は「私が日本株を全て売却した理由は、日本株はもう上がらないと考えたからだ」と言っていました。 pic.twitter.com/OlLF0oBtMw
— インヴェスドクター (@Invesdoctor) January 8, 2020
彼はイェール大学やオックスフォード大学といった名門大学の学位を保有する秀才でもあります。そんなジム・ロジャーズがはじめてビジネスをはじめたのは5歳の時に行ったピーナッツの販売です。
ジム・ロジャーズの投資手法や成功の秘訣について見ていきます。
目次
ジム・ロジャーズの生い立ち
【ジム・ロジャーズの教え】#Part1
— traderK (@trade_fu) August 16, 2020
〜ジム・ロジャーズ〜
あのジョージ・ソロスと共に、後に史上最強のヘッジファンドと
呼ばれたクオンタム・ヘッジファンドを、立ち上げた伝説の投資家。
ロジャーズがアナリスト、ソロスがトレーダーとして役割分担をしていた。#今日のロジャーズおじさん pic.twitter.com/jSQGW9QFVO
明日のBS-TBS 報道1930で、来日中に行われたジム・ロジャーズへのインタビューの一部が放送されます。#報道1930 #bstbs #ジム・ロジャーズ pic.twitter.com/dtU6DdGOw0
— Kazumoto Ohno (大野和基) (@kazsophia) February 26, 2019
ジム・ロジャーズはアメリカの投資家です。1942年生まれのアラバマ出身で、5歳の時にピーナッツの販売を行ったというエピソードをもっています。
イェール大学在学時、夏休みにウォール街でアルバイトをしますが、幼い頃からビジネスに興味をもっていたのかもしれません。ジム・ロジャーズはウォール街に株式と債券の区別もつかない状態で飛び込みましたが、仕事をはじめてすぐに熱中したといいます。
ジム・ロジャーズが投資をはじめて行ったのはオックスフォード大学留学に重なる時期です。
奨学金を使って株式投資を行ったといいます。
オックスフォード大学卒業後は投資の世界に入り込み、ウォール街にある企業で見習いアシスタントを経て、投資銀行に入社します。1973年にはジョージ・ソロスとともにクォンタムファンドを設立します。
投資家というポジションを離れた後は、コロンビア大学ビジネススクールの客員教授のほか、複数のメディア番組で司会を務めていました。2007年にはシンガポールに移住しています。
ジム・ロジャーズの投資法
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— たけぞう (@noatake1127) December 26, 2020
世界三大投資家・ジム・ロジャーズ氏が2020年にあえて買った金融商品5つ pic.twitter.com/zdkiXtQJdm
ジム・ロジャーズは世界三大投資家の一人といわれています。彼は「イングランド銀行を潰した男」と呼ばれるジョージ・ソロスとも親しく、ソロスとはクォンタムファンドを設立しています。
このファンドのリターンは凄まじいものでした。ダウ平均株価が20%程度しか上昇していないなか、3365%のリターンを10年間で得ました。
ジム・ロジャーズはバイ・アンド・ホールドという手法で投資を行っています。
投資した銘柄によって出る利益に対してフレキシブルに対応し、ロングとショートの両方においてポジションをとります。
投資の損益は国内、ないし世界の情勢に深く関係します。ジム・ロジャーズはマクロ経済や国際情勢を読むのが上手いといわれています。
世界各国における金融政策や流行などを分析し、社会の変化を読み取り、経済の流れを予想することも得意としていました。
ジム・ロジャーズは価格の上昇、下落を予想し、将来的に利益が出るものを取ることに卓越していたのです。
また、ジム・ロジャーズの投資は株式に限定されません。ジム・ロジャーズは通貨、先物取引、商品、オプション取引などもの取引も行っています。
ジム・ロジャーズ 成功の秘訣
『ジム・ロジャーズ 二番底はすぐにやってくる(日経ビジネス) - Yahoo!ニュース』が投資家の間で話題に。 https://t.co/FcKBJbeNdG pic.twitter.com/K384pruZBo
— チャートなび (@chartnavicom) June 17, 2020
ジム・ロジャーズは投資家として大成功をおさめました。また、近年では日本を含めた各国のメディアで国際社会について独自の見解を述べるなど活躍の場は様々です。
ジム・ロジャーズの成功の秘訣はどこにあるのでしょうか。以下、ロジャーズの成功の秘訣を紹介していきます。
自分の能力を過信しない
ジム・ロジャーズは世界的な投資家として知られており、彼の卓越した投資の手法は誰もが認めるものです。
しかし、ジム・ロジャーズは自らを「下手なトレーダー」と自負しています。ジム・ロジャーズは自身について「ポジションをとるのがはやい」とも述べています。
こうした自己分析に見られるよう、ジム・ロジャーズは自身を客観的に見つめ、自らについて過大評価することはありません。自身の投資の腕前について客観的、かつ厳しく評価しています。
購入する株の情報は自分で調べる
ジム・ロジャーズとか言う人の意見らしい。今の株価の上昇は短期的なものらしい。。。さて、1ヶ月後はどーなることやら。。。 pic.twitter.com/1IuEkeWU5f
— 𝗥𝗥𝗞🥂 (@R__kabu) April 10, 2020
ジム・ロジャーズは「自分で調べた会社の株を買いなさい。そうでないなら、自宅で映画観賞している方がよい」と述べています。ジム・ロジャーズは他人からの情報を信じ込まず、自ら調べた株を購入することの重要性に言及しています。
SNSの普及により情報の入手が容易になりました。
また、投資は日本においても広く普及している傾向にあり、多くの人たちが投資に興味をもっています。SNSなどでもおすすめの銘柄情報が共有されています。
もちろん、こうした情報を参考にするのもよいことですが、情報を鵜呑みにせず、株を購入する際には自分自身でも情報を確認する必要があります。
哲学を学ぶ
ジム・ロジャーズは哲学の勉強を熱心に行い、哲学の重要性についても理解しています。ジム・ロジャーズはオックスフォード大学で哲学を学んだことを振り返り、「抽象的な問いを投げかけられて苦労した。
しかし、思考力をしっかりと鍛えることができた」と話しています。また、哲学的思考法を身につけることにより、世界情勢を冷静に判断できるとも述べています。
投資で成功するためには金融や経済に関する知識を身につけるだけではなく、哲学も必要であるといえるでしょう。ジム・ロジャーズの友人ジョージ・ソロスも哲学を熱心に勉強し、哲学の博士号を保有しています。
ジム・ロジャーズ 現在の暮らし
ジム・ロジャーズは世界的な資産家であり、3億ドル以上の資産を保有するといわれています。しかし、彼の生活は意外にもシンプルです。
妻からの必要性を求める声によって自家用車を購入したものの、長らくは車を保有していなかったといいます。また、車を購入した後も、子どもの送り迎えは自転車で行っていたといいます。
日常生活もシンプルで宝飾品や腕時計などは持たず、洋服はあまり購入しないようです。
また、財布は15年買い替えず、ようやく買い替えた財布がカルティエであったことも人からの指摘によって気づいたそう。
ジム・ロジャーズは莫大な資産を保有していますが、暮らしはシンプルで簡素ともいえます。ブランドや煌びやかなモノには目をくれず、精神的にゆとりのある日常を過ごしています。
5歳の時にピーナッツの販売を行ったジム・ロジャーズは、生まれながらにしてビジネス気質があるといえるでしょう。
ジム・ロジャーズは大学在学中から奨学金を利用して投資を行うなど、早くから投資に目覚めます。
ジム・ロジャーズは投資で成功するために努力を重ねてきました。株を購入する際は自ら情報を調べることを怠らず、慎重、かつ自身の責任で行ってきました。
また、自らの投資を「下手」と自負するなど謙虚な一面もあります。