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メタバースに反応する富裕層が増えている
メタバースは世間でも大きな話題を読んでおり、今後大きな需要と共に市場も拡大していくことが予想されます。
そんな中、世界の富裕層や投資家達はメタバース関連の企業や仮想通貨に投資を行い、更なる資産拡大を狙っています。
メタバースという言葉は聞いたことがあるけどイマイチどういったものなのか分かっていない方もいるかもしれません。メタバースとは簡潔に説明するとオンライン空間でユーザー同士がコミュニケーションを行うサービスを指します。
メタバースという言葉はMeta Universeを合わせた造語となっていて、1990年代から存在します。
なぜ90年代の言葉が30年の時を経て世界的に大注目のバズワードになったかというと、旧Facebook社の影響にあります。
日本のメディアではそこまで大きく報道されていませんが、2021年10月に旧FacebookのCEO、マークザッカーバーグ氏は社名をFacebookからMetaに変更しました。
理由としては今後Metaは事業内容をメタバース事業に専念するという意思表示からと言われています。
マークザッカーバーグ氏は今後メタバース事業に注力していくことを宣言し、社名もメタバースを連想させるMetaに変更したことから世界中でメタバースに大きな注目が集まりました。
メタバースのサービスやゲームは今現在様々な企業が開発を進めていますが、すでに日本でもメタバース関連のサービスが存在します。
そこでここからは現在流通しているメタバースのゲームやMetaが全世界へのサービスのローンチを進めているHorizon Workroomsについて紹介します。
米津玄師が参加した『フォートナイト』
フォートナイトは今現在世界的に見ても最もメタバースに近いゲームだと言われています。
フォートナイトはアメリカのEpic Gamesが提供するゲームで、フォートナイト内にアバターを作成してオンライン空間にユーザーが集まり、対戦をするゲームとなっています。
このフォートナイトで注目すべき点は、フォートナイト内で大物歌手が音楽イベントを開催した点にあります。
この音楽イベントには歌手のアリアナグランデや米津玄師が参加して現実世界さながらのライブをフォートナイト内で開催しました。
これには多くのユーザーが集まり現実世界と同じくらいの盛り上がりを見せました。
もちろん音楽ライブだけでなく、フォートナイトの中にただ集まってコミュニケーションを取るだけという楽しみ方が出来るのも大きな特徴です。
フォートナイトは10代を中心に大流行しており、学校が終わった後に家に帰り、フォートナイトの中で友達と遊んだりコミュニケーションを取る子供も存在するようです。
このように従来であれば現実世界で行っていたようなコミュニケーションや音楽ライブなどが、フォートナイトのようなメタバースで行われつつあります。
Horizon Workrooms
Horizon WorkroomsはMetaが発表しているメタバースサービスで、オンライン空間の中で会議が行えるサービスとなっています。
具体的にはOculus Quest2という、これもMetaが販売するVRヘッドセットを装着してVR空間に入り、それぞれのアバターで会議室を共有して会議を行います。
Horizon Workrooms内ではホワイトボードを出現させて同じホワイトボードを共有できたり、Horizon Workroomsに対応するパソコンを繋げば、現実世界でのパソコンの画面をVRの中に反映させることが出来ます。
このように現実世界で行うような会議をVR空間の中で行うことが出来るのがHorizon Workroomsです。
他のユーザーと空間を共有して会議を行うことからこちらもメタバースであると言えます。
メタバースに将来性はあるのか?
ここまでメタバースの具体的なサービスについて紹介してきました。
ここで気になるのがメタバースには将来性があるのかという点だと思いますが、メタバースは将来性が充分にあると言われています。
根拠として挙げられるものに以下があります。
- VR技術の発展
- 大手企業の参入
- NFTの台頭
になります。一つずつ解説していきます。
VR技術の発展とメタバースの市場規模
今後VRの技術が発展すればメタバースの市場規模も大きくなっていくことが予想されます。
なぜならVRのグラフィックの向上によりユーザーエクスペリエンスが高まれば、ユーザーはより没入感を感じてメタバースを楽しむことができるからです。
今現在Metaが発表しているHorizon WorkroomsはVRヘッドセットを装着して、メタバースを楽しむことが出来ますが、まだ現実世界とはほど遠いグラフィックです。
しかし今後量子コンピューターの実用化や汎用化が進んでいけばより早い速度の計算が可能になります。これにより、現実世界により近いグラフィックのVRがサービスとして提供されることが予想されます。
そうなってくると現実世界さながらの世界観をVRが提供出来るようになり、よりメタバースへの没入感が高まることで、市場規模が更に大きくなっていくと言われています。
大手企業がメタバースに参入
2022年2月現在、メタバースという言葉がバズワードとなって約3ヶ月ほどになりますが、Metaに続いて様々な企業がメタバース市場に参入し始めています。
アメリカのMetaだけでなく、日本でも大手会社のパソナや伊勢丹もメタバース市場への参入を表明しています。
伊勢丹に関していうとかなりメタバース関連の開発を進めており、伊勢丹は『REV WORLDS』という仮想空間サービスを提供しています。
REV WORLDSは、仮想空間の中に商品を陳列して、ユーザーはアバターを通してREV WORLDS内を巡回し、商品を購入することまでできます。
また、パソナもメタバース内で人材のマッチングを行うなどの計画を発表しています。
このように大手企業がメタバース関連の事業に参入していけば、メタバース市場も更に拡大していくことが予想されます。
NFTの台頭によるメタバースへの影響
NFTの台頭もメタバースの将来性を高める要素の一つと言われています。
NFTに関しては後ほど詳しく解説しますが、簡単に説明するとデジタルコンテンツに独自の所有権を証明することが出来る技術です。
この技術はメタバースに非常に相性が良いと言われており、有名どころではアシックスがデジタルシューズのアクセス権をNFTで販売しました。
これもメタバース市場が今後拡大していくことを見越してのことで、デジタルシューズを購入すればメタバースのアバターでデジタルシューズを履くことができます。
このようにメタバースと非常に相性のいいNFTが台頭し始めたことも今後メタバース市場が拡大していく要素の一つとして挙げられます。
NFTとは?
NFTとはNon Fungible Tokenの略称で、デジタルコンテンツに唯一無二の所有権を証明することが出来る技術になります。
インターネット発達後、デジタルコンテンツをインターネットに公開したら簡単にコピーされたりするなど、所有者が誰なのか分からないという問題が多発しましたが、このNFTでデジタルコンテンツを作成すれば所有権の証明をブロックチェーン上に記録することが出来るので、所有者が明確となります。
この技術により可能になることが転売時の2次手数料の徴収です。
例えばNFTによりデジタルコンテンツを出品して購入してもらい、その購入者が別の誰かに転売した場合、その転売時の手数料が転売者だけでなく、デジタルコンテンツの作成者にも手数料が与えられます。
このようにNFTによりデジタルコンテンツを作成して購入してもらえたら、所有権が永遠に与えられるというメリットがあります。
このNFTはメタバースと非常に相性が良く、メタバースの需要に合わせてNFTの需要も高まっていくと言われています。
そこでここからはNFTとメタバースに関連するオススメの仮想通貨銘柄について紹介していきます。
メタバース関連のオススメの仮想通貨関連銘柄
メタバース関連の仮想通貨銘柄はまだそこまで価値も高くなく、今後メタバースの需要と共に価格も上がっていくと予想されます。
ここからはメタバース関連のオススメの仮想通貨関連銘柄について紹介していきます。
ENJ
通貨名 | Enjin Coin(エンジンコイン) |
現在の価格(2022年2月10日現在) | 1ENJ=242円 |
時価総額(2022年2月10日現在) | ¥207,198,805,054 |
時価総額ランキング(2022年2月10日現在) | 59位 |
取扱取引所 | ● Coin Check
● GMOコイン ● DMM Bitcoin |
ENJはEnjin Platform内で使える仮想通貨で、Enjin Platform内にある異なるゲーム同士のアイテムの購入を繋げる事ができる基軸通貨のような役割を果たしています。
例えばEnjin Platform内にあるAというゲームでアイテムを売却した際にENJを獲得出来たとしたら、そのENJをBというゲームのアイテムの購入に使うことが出来ます。
このように異なるゲーム間同士のアイテムの購入の架け橋的存在になることが出来るのがENJです。
また、日本の仮想通貨取引所は海外と比べて銘柄が少ないという特徴がありますが、ENJは数少ない日本の取引所で購入出来る仮想通貨となっています。
SAND
通貨名 | SAND(サンド) |
現在の価格(2022年2月10日現在) | 1SAND=533円 |
時価総額(2022年2月10日現在) | ¥552,493,974,819 |
時価総額ランキング(2022年2月10日現在) | 33位 |
取扱取引所 | ● Binance
● OKEx ● Huobi Global |
SANDはThe Sandboxというゲーム内で使われる仮想通貨で、SANDを使えば、デジタルな土地が購入可能になる点にあります。
The Sandboxでは、自分が購入した土地の中で新たなゲームを作ったり、不動産収入をSANDで得たりすることが出来ます。
このようにThe SandcoxではゲームをしながらSANDを稼ぐことが出来るという特徴があります。
MANA
通貨名 | MANA(マナ) |
現在の価格(2022年2月10日現在) | 1MANA=380円 |
時価総額(2022年2月10日現在) | ¥698,437,376,018 |
時価総額ランキング(2022年2月10日現在) | 30位 |
取扱取引所 | ● Bainance
● OKX ● FTX |
MANAはDecentraland上で使われる仮想通貨で、DecentralandはVRプラットフォームとなっています。
具体的には、VR空間内にあるLANDという土地をMANAで購入することにより土地を売買してMANAを稼ぐ事ができます。
Decentralandは多くの企業が参入しており、きゃりーぱみゅぱみゅが所属しているアソビシステム株式会社もDentralandでのプロジェクト開始を発表しています。
このようにDecentralamdは様々な企業の関心を集めているVRプラットフォームであると言われています。
まとめ
ここまでメタバースの特徴や将来性、オススメの仮想通貨関連銘柄について紹介してきました。
ここまでの内容をまとめます。
●メタバースは旧FacebookのMetaが参入表明をしたことにより、世界的に注目が集まっている
●メタバースは将来性がとても高く、VR技術の発展と共に市場規模もどんどん大きくなっていくことが予想される ●メタバースとNFTの相性は非常に良く、今後メタバースとNFTの需要は拡大していくことが予想される ●メタバース関連の仮想通貨銘柄として注目すべき仮想通貨はENJ・SAND・MANAの3点 |
今後メタバースに参入してくる大手企業も増えていくと同時に市場規模も大きくなっていくことが予想されます。もし興味があれば今のうちにメタバース関連の仮想通貨を購入してみて更なる資産拡大を目指すのもいいかもしれません。