
サイコロ賭博といえば日本では「チンチロリン」「丁半」「チョポイチ」などが有名ですが、海外にもサイコロを使ったゲームは数多くあります。
カジノではサイコロゲームの代表例として「クラップス」が挙げられますが、他にも「マカオダイス」「チャック・ア・ラック」など日本ではあまり聞き馴染みのないゲームもあります。
そんなサイコロゲームの中でも今、オンラインカジノを中心に密かに人気を集めるのが今回紹介するシックボーです。
目次
サイコロ賭博「シックボー」とは?
シックボーとはサイコロを3つ使ったゲームです。
英語表記で「Sic Bo」です。
別名「大小」「タイサイ」とも呼ばれ、主にマカオやシンガポール、韓国などのアジア圏で親しまれています。ですが江戸時代からサイコロを使ったゲームに馴染みを持つここ日本ではシックボーの知名度はイマイチ。
そこで単純明快、一発逆転の高額配当の期待もできるアジア発のサイコロ賭博シックボーの魅力に迫ります。
シックボーのルール
シックボーのルールは至ってシンプルです。
3つのサイコロの出目を予想するだけ。
合計数字を予想する方法もあれば、1つの出目予想、ゾロ目予想、大小予想など様々な賭け方が選べます。
配当は等倍(1倍)から150倍(オンラインゲームによっては最大1,000倍の配当も!)と大当たりの可能性も秘めています。
出目の出現率に応じて配当率も変わるので、堅実に遊びたい人、1発大穴を狙いたい人など、それぞれのスタイルで遊べます。
シックボーの特徴
2個のサイコロをお客さんが振る「クラップス」、またディーラーがカードやボールに直接触れる「バカラ」「ブラックジャック」「ルーレット」などと違い、シックボーで使うサイコロは誰も触れることができません。
3つのサイコロが特殊な密閉容器に入ったままゲームスタート。
シックボーは「不正ができないギャンブル」とも言われます。
ディーラーやプレイヤー同士の駆け引きもなく、ゲーム参加者はチップを賭けた後はサイコロの出目を見守るだけ。
シックボーのゲームの流れ
簡単にシックボーの流れを紹介します。
- サイコロの出目を予想してベットエリアにチップを賭ける
- ディーラーが特殊容器に入っている3つのサイコロを振る
- 予想が的中すれば配当がもらえる
ただこれだけです。
シックボーの賭け方
シックボーには様々な賭け方があります。賭け方によって配当率も変わります。
これはシックボーのテーブルレイアウトです。
このように日本語で表記され、配当率も明記されています。
アジアンテイストなレイアウトもシックボーの特徴です。
シックボーの賭け方①「大/小」
3つのサイコロの出目の合計で勝負が決まる賭け方が「大/小」。
サイコロの出目の合計が
- 「4」〜「10」なら<小>
- 「11」〜「17」なら<大>
配当率は等倍(1倍)です。
但し3つの出目が「ゾロ目」の場合「ゾロ目に賭ける役(後述)」があるため、「大」「小」の予想が当たっても負け扱いとなりチップは回収されます。
※「ゾロ目」とは「1」「1」「1」や「2」「2」「2」等、3つのサイコロが同じ出目の場合を表します。
シックボーの賭け方②「偶数/奇数」
3つのサイコロの出目の合計が「偶数」か「奇数」で勝負が決まる賭け方が「偶数/奇数」です。
配当率は「大/小」と同じく等倍(1倍)です。
ですが「偶数/奇数」も3つのサイコロの出目が「ゾロ目」の場合、予想が当たっていても負けとなり、チップは回収されます。
シックボーの賭け方③「シングルナンバー」
3つのサイコロのうち1つでも予想した数字が出てば勝利となる「シングルナンバー」。
配当率は予想した数字を出したサイコロの数によって変動します。
1個の場合:等倍(1倍)
2個の場合:2倍
3個(ゾロ目)の場合:3倍
シックボーの賭け方④「ペア」
3つのサイコロの出目のうち2つの数字が当たれば勝利。
この「ペア」には2通りの賭け方があります。
・ペアベット
2個とも違う出目の組み合わせを予想して賭ける方法です。
配当率は5倍。
・ダブルベット
「1」「1」や「2」「2」といった2つのゾロ目を予想して賭ける方法です。
配当率は8倍。
シックボーの賭け方⑤「エニートリプル」
「1」から「6」までの「いずれかのゾロ目」が出れば勝ち。(つまり「ゾロ目」が出ることに賭ける方法)
配当率は30倍と高配当が期待できます。
シックボーの賭け方⑥「トリプル」
当たれば最も高い配当がもらえる「トリプル」。
これは「ゾロ目の数字」を当てる賭け方です。
配当率はシックボーの中でも最大の倍率となる150倍!
シックボーの賭け方⑦「トータル」
3つのサイコロの「合計数字」を予想して賭ける方法です。
サイコロの合計数字の組み合わせパターンが多ければ多いほど配当率は少なくなり、組み合わせパターンが少ないほど配当率は高くなります。
「4」「17」:50倍(2パターン)
「5」「16」:20倍(4パターン)
「6」「15」:15倍(6パターン)
「7」「14」:12倍(8パターン)
「8」「13」:8倍(10パターン)
「9」「12」:6倍(12パターン)
「10」「11」:6倍(12パターン)
出現率・配当率一覧
※シックボーの種類や各ハウスルールによって配当率が異なります
シックボーの攻略法
全てのカジノゲームにおいて「確実に勝てる(言わば超必勝法)」なるものは存在しません。
特にシックボーのようなディーラーやプレイヤー同士の駆け引きがないゲームは「運」に任せるしかありません。
ですが「負けにくくする」または「大勝ちの可能性が上がる」賭け方はあります。
ここではシックボーのオススメ攻略法を紹介します。
カジノゲームの基本的なおさらい
ほぼ全てのゲームには「カジノ側(運営側)が有利になる仕組み=ハウスエッジ」が導入されています。
「大/小」や「偶数/奇数」のように勝率50%の賭け方も、出現率を見ると48.6%と若干低くなっていることがわかります。
これは「予想が当たってもゾロ目の場合チップが回収される」特殊ルールがあるため。
この特殊ルールが「ハウスエッジ」です。
ですが「大/小」や「偶数/奇数」のハウスエッジは2.28%とそれほど高くはありません。
このゲームで遊ぶならば「大/小」もしくは「偶数/奇数」に賭ける、そして余裕がある時に1発大穴狙いで「トリプル」に張るのが個人的にはオススメです。
ちなみに出現率と配当率を比べると、他の賭け方には手を出さない方が良いと思います。
シックボーのオススメな賭け方①マーチンゲール法
勝率50%のゲームで最も有名な攻略法がマーチンゲール法です。
主にバカラやルーレット(「赤・黒」や「偶数・奇数」に賭ける場合)で使われる攻略法ですが、シックボーでも「大/小」もしくは「偶数/奇数」に賭ける場合、このマーチンゲール法は有効です。
マーチンゲール法の考え方はシンプルです。
それは「勝つまでチップを倍賭けする」。
1ドル負けたら次は2ドル。
2ドル負けたら次は4ドル。
4ドル負けたら次は8ドル。
・
・
そして勝てばリセット。また1ドルからスタート。
このように負けたら次は倍額BET。そして勝てば賭け金を最初の設定にリセットするのがマーチンゲール法です。
マーチンゲール法は「1回でも勝てば必ず利益が出る」という理論で成り立っています。
但し倍額のBETに耐えられる資金が必要になります。
ちなみにファーストベットが100円の場合、20回目の勝負で必要となる金額は52、428、800円!?みなさんは払えますか…?
またほとんどのゲームには「テーブルリミット(BET額の上限)」が設定されています。
連敗が続くとテーブルリミットを超えてしまい、1度の勝利では負け分を回収できなくなります。
シックボーのオススメな賭け方②パーレー法
マーチンゲール法は「究極の負けない理論」に基づいて考案された戦略です。
ですが勝った時の利益が少なく「大勝ち」を狙う人には物足りないとも言われます。
そんな大勝ちを狙う人にオススメな攻略法がパーレー法です。
パーレー法は別名「逆マーチンゲール法」。
つまり、勝ち続ける間は常に倍額ベットが基本。
勝利で得た配当をそのまま次のゲームに賭ける超攻撃的な攻略法です。
スタートベットを1ドルと仮定してパーレー法でのチップの推移を見てみましょう。
スタートベットの1ドルが、なんと10連勝で1024ドルに大化け!
しかも途中で連勝が止まっても損失はスタートベット分の1ドルだけ。
パーレー法のポイントは「降りどころ(利益確定額)」を決めることです。
一度負けてしまうと勝ち分が全て失われてしまいます。
5連勝したらリセットしよう、など予め決めておきましょう。
(参考までに)元カジノディーラーの「降りどころ」
表記の連勝率を見てください。10連勝の確率はおよそ0.1%です。
これは1ドルを1000回賭け続ければ、どこかで1024ドルをゲットできることになります。(あくまで統計学上の数字ですが)
1ドルを1000回賭ければ使うチップは1000ドル(=10万円)。
1000回目で10連勝に成功すれば24ドル(=2400円)の儲け…。
きっとみなさんは「儲け少なっ!」「そんなアホな戦略あるか!」と思うでしょう。
しかし私の経験値から「10連勝はもっと出る」気がします。
ただし条件が1つ。
「大」(または「小」「偶数」「奇数」)の「ツラ(どちらか一方が勝ち続けること)」が出ている場合です。
バカラでもツラが10回以上続くゲームを何度も見かけています。
途中でツラを降りると却って後悔…全てのギャンブラーに共通して言える点です。
そのような理由から、私ならリセットするポイントは「10連勝」に設定。ただし、ツラが出ている時が条件。
※これはあくまで私だったら…と言う話です。オススメはしていません。
シックボーのオススメな賭け方③グッドマン法(1235法)
パーレー法には「1度の負けで勝ち分を全てが失う」リスクがあります。
このリスクを回避しながら大勝ちを狙う、プレイヤーにとって都合のいい賭け方がグッドマン法(1235法)です。
これは連勝時に出た配当の一部を確保しながら賭ける攻略法です。
パーレー法同様、連勝で大きな配当を得ることが期待できます。
グッドマン法(1235法)の賭け方
グッドマン法は「1ドル→2ドル→3ドル→5ドル」と順に賭ける攻略法。
(別名「1235法」と呼ばれるのはチップの賭け方が由来)
「1→2→3→5ドル」全てを賭け終えたら、あとは勝ち続ける限り「5ドル」をベット。
負けた時点でリセットし、新たに「1→2→3→5」を繰り返す。
この方法は配当金の一部をストックし、連敗した場合も1ドルの損失を積み重ねるだけなので低リスクで高配当が狙えます。
グッドマン法の必勝条件は連勝です。連勝しないゲームの流れでは損失を重ねるだけです。
グッドマン法は仕掛けるタイミングが全て。
ゲームの流れを読む「勝負勘」を養い、連勝の流れを逃さなければ大勝ちできるかも!?(約束はできませんが…)
シックボーのオススメな賭け方④バーネット法
グッドマン法に似た攻略法で知られるバーネット法。
これは「1→3→2→6」の順にベットを増減させながら賭ける方法です。
「1→3→2→6」と賭け、その後は勝ち続ける限り「6ドル」を賭け続けます。
負けた時点でリセットし、新たに「1→3→2→6」を繰り返す。
グッドマン法と比べ、バーネット法は少ない連勝でも利益を上げられる点がメリット。しかし賭け金増加によるリスクがデメリットです。
シックボーのおさらい
サイコロ3つの出目を予想するシックボーは、ルールがとてもシンプルなのでカジノ初心者もすぐに遊べるゲームです。またアジアンテイストに彩られたテーブルレイアウトなど、他のカジノゲームとは一味違った趣も楽しめます。
日本古来のサイコロゲーム「丁半」のようなシンプルなルールにバリエーション豊かな遊び方、そして高配当も狙えるシックボー。
もしカードゲームに飽きてしまったら、気分転換にオンラインカジノでシックボーにチャレンジしては如何ですか?