
カンボジア発祥のギャンブル「ドラゴンタイガー」。バカラの超簡易版と言われるドラゴンタイガーは東南アジアを中心に世界中のカジノで密かに注目を集めています。
ドラゴンタイガーの特徴は超シンプル&超スピーディなゲーム性です。
ルールは幼稚園児でも十分に理解できるレベルで、瞬く間に1ゲームが終わるスピード感。
最近話題の「スキマ時間」を利用してボンズカジノで大勝ちするのも夢ではありません。そんなドラゴンタイガーとは一体どんなゲームなのでしょうか?
目次
ドラゴンタイガー(DragonTiger)の遊び方
ドラゴンタイガーは「ドラゴン」と「タイガー」のどちらが勝つかを予想するゲームです。
勝敗はそれぞれに配られたカードの数字の大きさで決まります。
配られるカードは「1枚」のみ。そこに書かれている数字だけで勝負します。
「バカラ」のように2枚目、3枚目のカードを引くことはありません。
プレイヤー(ゲーム参加者)は勝敗を予想してチップを賭けます。
勝敗予想が当たれば等倍の配当金をゲット。
あっという間に勝敗が決まる一発勝負のギャンブルです。
ドラゴンタイガーの基本ルール
ドラゴンタイガーで使うカードは、ジョーカーを除いた52枚x8デッキ(計416枚)。
最も弱いカードは「A」、一番強いカードは「K」です。
(弱)「A」<「2」<「3」<「4」<「5」<「6」<「7」<「8」<「9」<「10」<「J」<「Q」<「K」(強)
絵札も「J」は「11」、「Q」は「12」、「K」は「13」とそのままカウント。
(バカラの場合「10」と「J」「Q」「K」はすべて「10」として扱います)
ドラゴンタイガーのゲーム進行
プレイヤーは「ドラゴン」または「タイガー」のBETエリアにチップを賭けます。
ディーラーの「ノー・モア・ベット」の掛け声までBET額を追加したり賭けたチップを移動させたりできます。
「ノー・モア・ベット」の掛け声の後、ディーラーが「ドラゴン」と「タイガー」それぞれに1枚ずつカードを配ります。
(毎ゲーム、最初のカードは「捨てカード」としてカードボックスに収納されます)
カードを配り終えた後、なんの前触れもなくディーラーがカードをオープン。
(バカラのようにベットオーナーがカードを絞ることもありません)
そして勝負が決まり、1回のゲームが終了します。
「ノー・モア・ベット」の掛け声からゲーム終了までの所要時間はわずか5秒ほど。
プレイヤーはチップを賭けたら、あとは見ているだけです。
このスピード感と単純明快なルールがドラゴンタイガーの特徴です。通勤時間やちょっとした休憩時間でもかなりの回数をプレーできます。
ドラゴンタイガーのBET法①
ドラゴンタイガーの基本的な賭け方です。
BETエリアは「タイガー」「ドラゴン」「タイ」「スーテッドタイ」の4箇所。
「タイガー」と「ドラゴン」に同時BETはできませんが、「ドラゴンとタイ」など複数箇所にチップを賭けることができます。
「ドラゴンタイガー」には2種類の「タイ(引き分け)」があります。
「タイ」:「ドラゴン」と「タイガー」に配られたカードの数字が同じ場合。
「スーテッドタイ」:配られたカードの数字とスーツ(絵柄=♤♡♢♧)が同じ場合。
ドラゴンタイガーのBET法②
オンラインカジノによっては、上記4パターン以外にも様々なBET法が設けられています。
ここではその代表例を紹介します。
<偶数・奇数>
「ドラゴン」(または「タイガー」)のカードが偶数か奇数かを予想して賭ける方法です。
偶数:「2」「4」「6」「8」「10」「Q」
奇数:「1」「3」「5」「9」「J」「K」
数字の「7」が出た場合は全額没収です。
<赤・黒>
「ドラゴン」(または「タイガー」)のカードの色を予想して賭ける方法です。
ただし予想が的中してもカードの数字が「7」の場合は全額没収です。
<ビッグ・スモール>
「ドラゴン」(または「タイガー」)のカードの大小を予想して賭ける方法です。
スモール:「1」〜「6」
ビッグ:「8」〜「K」
数字の「7」が出た場合は全額没収です。
ドラゴンタイガーの配当率と控除率
ドラゴンタイガーの配当率・出現率・控除率です。
出現率は「その役が出る確率」です。
控除率とは「賭けに対する手数料の割合」を示す数字です。
控除率が高いほどカジノ側が有利になると考えてください。
※タイの配当率は参加するテーブルルールによって変わります
ドラゴンタイガーの控除率
バカラにはバンカーサイドの配当に5%のコミッションが課されます。
(これがバカラにおける控除率に当たります)
でも、ドラゴンタイガーは、「ドラゴン」「タイガー」どちらが勝っても等倍配当。
バカラのように5%のコミッション制度はありません。
それでは「ドラゴン」「タイガー」BETに対しての控除率(3.7%)とは何を指しているのでしょうか?
それは「タイ」が関係しています。
ドラゴンタイガーの場合、「タイ」が出ると賭け金の半分が徴収されます。この分が控除率としてカウントされます。
「タイ」に賭けるのは損か得か?
ドラゴンタイガーで「タイ」が出る確率は計算上1/17(5.8%)です。
10倍と高配当に思えますが、17回に1回しか出ません。
出現率を考慮すると「タイ」に賭けるのは得策ではないことが解ります。
プレイヤーは数字もスーツ(絵柄=♤♡♢♧)も同じ「スーテッドタイ」に賭けることもできます。
配当も50倍と魅力的です。
しかしこの「スーテッドタイ」は、約200回に1回しか出ないと言われています。
とても50倍では割に合いません。
運試しで賭けるなら良いですが、「スーテッドタイ」で一発逆転を狙うのは非効率なので控えた方がいいでしょう。
ドラゴンタイガーで最も効率的な賭け方とは?
「ビッグ・スモール」「偶数・奇数」「赤・黒」へのBET は「7」がネックとなり出現率も控除率もプレイヤーに不利!
ドラゴンタイガーでは素直に「ドラゴン」か「タイガー」に賭けた方がいいでしょう。
ドラゴンタイガーの罫線の使い方
バカラ同様、ドラゴンタイガーにも罫線(出目表)があります。
プレイヤーは罫線が表示するデータを元に次の勝負を予測してチップを賭けます。
勝敗を色分けして場の流れを読んだり、これまでの出目(カードの数字)を書き込んでカードシューターに残っている数字を割り出しドローの確率を計算するなど、罫線といっても用途は色々あります。
実際にドラゴンタイガーで遊んでみた!
アジア圏を中心に世界中のカジノでも人気のあるゲームですが、ここ日本ではあまり馴染みがありません。ドラゴンタイガーが出来るハウスカジノ(店舗営業をしているカジノ)が日本に(恐らく)無いのも理由の一つ。
そこで元カジノディーラーの私がボンズカジノのライブディーラーでドラゴンタイガーを体験!
果たしてその感想は?
ドラゴンタイガー検証結果①ゲーム進行が早いとどうなるのか?
前述通りゲーム進行がとても早いのがドラゴンタイガーの特徴です。
しかも、(ゲーム間の)BETタイムも短く、罫線から戦略を立てる時間もあまりありません。
(戦略を考えたところで勝てるわけではありませんが…)
このようにテンポの良いゲーム進行は戦略面だけでなく、メンタル面にも大きな影響を与えます。
短時間で負けが繰り返されると余計に気持ちが焦ってしまい、次第に冷静さが失われてしまいます。
そこで重要となるのが、インターバル(休憩)です。
ドラゴンタイガーのようにテンポ良く進行するゲームで遊ぶ時は「次のゲームは見ているだけにする」「ちょっと一服してこよう」など、自ら工夫してインターバルを確保することが最も大切です。
気持ちを鎮めて冷静さを取り戻し、次の戦略を練るためにもインターバルを積極的に取り入れましょう。
ドラゴンタイガー検証結果②カウンティングによる戦略は有効か?
ドラゴンタイガーについて調べると「カウンティング」による数字の出方を確率論的に検討し、そこから戦略を考察する記事を見かけます。
ゲームで使われた数字を全て記して残りの数字を割り出して、「タイ」の確率を検証する…等。
私も試しにドラゴンタイガーでカウンティングを実践してみましたが、下記の理由にてすぐに諦めました。
<カウンティングを辞めた理由1>
8デッキ(合計416枚)という大量のカードが使われているので、短いインターバルで全てのカードを計算し「タイ」の割合を出すのは現実的に不可能。
(そもそも私は短気なのでこの方法は向いていない。じっくり物事に取り込める人ならできる…かも?)
<カウンティングを辞めた理由2>
ドラゴンタイガーのディーラーは毎ゲーム、最初のカードを伏せたままカードボックスに収納します(捨てカード)。
シューターから放出されたカード全ての数字が表に晒されないため、「テーブルに出たカードの数字」だけを記録しても情報不足となり、正確な確率を計算することができません。
ドラゴンタイガー検証結果③チップの価値について考える
(これはドラゴンタイガーに限った話ではありませんが…)
ハウスカジノ(店舗型)のチップとオンラインカジノのチップ。価値は同じなのに何故かオンラインチップの方が(価値が)軽いと感じてしまう…。
皆さんにもそんな感覚はありませんか?
オンラインカジノの方が気軽に参加できるからでしょうか?
ハウスカジノ特有の華やかさがチップに付加価値を与えているのでしょうか?
1クリックで簡単にBETできるオンラインカジノでは、ギャンブル特有の緊張感が薄く、軽い気持ちで大金を賭けちゃった…。ありそうな話です。
ハウスカジノもオンラインカジノも1ドルの価値は同じです!
惑わされてはいけません。その辺りを肝に銘じましょう(笑)
ドラゴンタイガーで私は勝ったのか?
残念ながら私は30分でおよそ3万円の負け(涙)。
それでも初めてプレイしたゲームを知る事もでき、楽しく遊ぶことができました!
ドラゴンタイガー、唯一の攻略法はマーチンゲール法
ドラゴンタイガーのプレイヤーは罫線を参考に次の勝負を予想してチップを賭けます。
でもこれはあくまで目安。攻略法とは言えません。
また控除率を見ても、プレイヤーが有利になるBET法が見当たりません。
残された攻略法はチップの賭け方の工夫です。
そこで紹介するのが「理論上、負けることがない」究極の必勝法「マーチンゲール法」です。
マーチンゲール法とは?
上記の別ページでも説明していますが、マーチンゲール法は主にバカラやルーレットなどで使われる攻略法で有名ですね。
配当率が1倍のゲームで応用される手法でドラゴンタイガーでも有効です。
マーチンゲール法は至ってシンプル。
それは、勝つまでチップを倍賭けする。
1ドル負けたら次は2ドル。
2ドル負けたら次は4ドル。
4ドル負けたら次は8ドル。
勝てばリセット。また1ドルからスタート。
負けたら次は倍額BET。そして勝てば賭け金を最初の金額にリセット。
マーチンゲール法は、1回でも勝てば必ず利益が出るという理論で成り立っています。
ドラゴンタイガーでマーチンゲール法を応用するならば、控除率の低い「ドラゴン」や「タイガー」に賭けるのがオススメです。
マーチンゲール法のデメリット
マーチンゲール法では倍額のBETに耐えられる資金が必要になります。
もし負けが続けば破産リスク有りの諸刃の剣。
ちなみに1回目のBETを100円からスタートした場合、
20回目の勝負で必要となる金額は52,428,800円になります。
普通の人なら払える金額ではありません。
またほとんどのゲームには「テーブルリミット(BET額の上限)」が設定されています。
倍賭けを繰り返すとテーブルリミットを超えてしまい、1度の勝利では負け分を回収できなくなります。マーチンゲール法は資金が潤沢にあるお金持ちのための攻略法です。
最後にドラゴンタイガーのおさらい
ドラゴンタイガーはカジノの王様「バカラ」の超簡易版と言われています。
ですが短時間でゲームが繰り返されるスピード感は人の冷静さを奪います。
その結果、抜け出せない泥沼にハマってしまう人も…。
バカラ以上のギャンブル性もプンプン臭うドラゴンタイガー。
未経験の方も当記事を参考にボンズカジノで実践されるのはいかがでしょうか?