
ダイス(サイコロ)を使ったカジノゲーム「クラップス」をご存知でしょうか?
バカラやポーカー、ルーレット、スロットなどと並び、カジノの本場ラスベガスをはじめ世界中で大人気のゲームです。
クラップスを一言で言うならば、人がワイワイ群がるめっちゃくちゃ賑やかなサイコロゲームです。
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目次
クラップスがなかなか日本で流行らない理由
世界中のカジノで大人気のクラップスですが、ここ日本ではあまり馴染みがありません(少なくとも私は日本のカジノバーでクラップスを見たことはありません)。
何故、馴染みがないのか?
それは日本人特有の「謙虚さ」「奥ゆかしさ」が理由の1つかもしれません。
ワイワイガヤガヤ、時にハイタッチやハグなんかしちゃって盛り上がるよりもバカラのように寡黙に賭けて静かにゲームを楽しむ方が日本人向きなのでしょうか。
(本当のところはよく分かりませんが…)
しかしこのクラップス、日本のカジノファンにも覚えてもらいたいゲームなんです!
それは何故か…
数多あるカジノの中で最も勝率が高いゲームだからです。
ほぼ全てのカジノゲームは運営側(カジノハウス)に有利となるルールが設けられています。
ですが、クラップスは「ハウスの優位性がゼロ」。
つまり「プレイヤーとハウスが対等に勝負できる」唯一のギャンブルです。
ただし、クラップスにはハウスが仕掛けた「罠」が至る所に仕掛けられています。
ここでは「罠」を上手に掻い潜りクラップスを楽しむ方法を紹介します。
クラップスの遊び方
クラップスは2つのサイコロを振って出た数(出目)で勝敗が決まります。
ディーラーや他のプレイヤーと勝負をする「対戦型」ではなく、ただ単にサイコロの行方を追うだけ。
非常にシンプルなルールでカジノ初心者も参加しやすいゲームです。
シューターとは?
サイコロを投げる人を「シューター」と呼びます。
このシューターの役割を担うのはディーラーではなく「参加者」。
つまりプレイヤー自身です。
※オンラインカジノによってはディーラーがサイコロを振る場合もあります。
これは「ディーラーによるイカサマは行われていませんよ〜」というハウスのアピールであり、「プレイヤーがサイコロ振った方が盛り上がるでしょ〜」という演出的な意味合いも含まれています。
もちろんゲームに参加しなければシューターの権利は得られません。
また「シューターはちょっとやりたくないなぁ…」と辞退も可能です。
シューターは1ゲームの勝敗が決まるまでは同じ人が担当。ゲームが終われば次の人に交代します。
クラップスの基本ルール
クラップスとは「シューターの勝敗」をプレイヤー全員で見守り、チップを賭けるゲームです。
シューターを含むプレイヤー全員は「シューターの勝ち」にBETします。
シューターが勝てば賭け方に合わせた配当が行われ、シューターが負ければチップが没収されます。
シューターの勝敗条件
シューターの勝利条件は1投目(カムアウトロール)と2投目以降で変わります。
- 1投目の勝利条件:2つのサイコロの出目が「7」か「11」の場合
- 2投目以降の勝利条件:「7」が出る前に「1投目に出たサイコロの出目(勝ち目)」が出た場合
シューターの敗北条件も1投目と2投目以降で変わります。
- 1投目の敗北条件:2つのサイコロの出目が「2」「3」「12」のいずれかの場合
- 2投目以降の敗北条件:「勝ち目」より先に「7」が出た場合
1ゲームは「シューター」の勝敗が決まるまで続けられます。
チップの賭け方
プレイヤーはシューターの勝利を信じてチップを賭けますが、BET方法はなんと10通り以上あります。
中にはプレイヤーが不利になる「罠」も仕掛けられているので、まずはベーシックな賭け方を覚えて安全にクラップスを楽しみましょう。
パスライン(Pass Line)でみんな大盛り上がり
「シューターの勝利」に賭けるパスライン。
最もベーシックな賭け方で、多くのプレイヤーはここにBETします。
シューターが勝利するたび、プレイヤー全員で歓喜の輪ができて大賑わいとなります。
パスラインへ賭けられるのは1投目(カムアウトロール)が投じられる前です。
シューターが勝利すれば等倍配当でチップが払い戻されます。
参考までに…ドントパス(Don’t Pass)は空気の読めないヤツ扱い
「ドントパス」とは、パスラインの逆張りの事です。
「シューターの負け」に賭けることを指します。
パスライン同様、賭けられるタイミングは1投目が投じられる前です。
このゲームの醍醐味は「みんなで勝ってワイワイ騒ごう!」です。
ですが、ドントパスに賭けてしまうと「空気読めないヤツ…」と場の雰囲気をぶち壊すかもしれません。
楽しく和やかにゲームを楽しみたい人は、ドントパスへ賭けるのは控えましょう。
カム(Come)にも賭けて盛り上がろう!
パスラインと同じく「シューターの勝利」に賭ける方法です。
「カム」は2投目以降、任意のタイミングで賭けられるのが特徴。
配当条件もパスラインと少し変わります。
「カム」の勝敗条件
・「カム」に賭けた次のサイコロの目が「7」か「11」ならば勝利
・「カム」に賭けた次のサイコロの目が「2」「3」「12」ならば敗北
・上記で決着がつかなかった場合、そこで出た数字が「カム」に対する「勝ち目」。以降「7」よりも先に「勝ち目」が出れば勝利。「7」が先に出たら敗北となります。
ドントカム(Don’t Come)も要注意…
「ドントカム」もドントパスと同様「シューターの負け」に賭ける方法です。
2投目以降、いつでも賭けることができますが、当然周りから非難の視線を浴びる可能性大!
オッズベットを利用して大勝ちを狙おう
この「オッズベット」こそ「カジノ側の優位性ゼロ(カジノ側とプレイヤーの勝率がイーブン)」になる賭け方です。
全てのギャンブルで唯一「カジノ側の取り分がゼロ」になる賭け方を覚えて大勝ちを狙ってください。
オッズベットの賭け方です。
オッズベットとは、パスラインやカム(またはドントパス・ドントカム)の賭け金を増やして高配当を狙う賭け方です。
パスラインに対するオッズベットは、パスラインエリア下の空白部分に追加BETします。
<例>
パスラインに5ドルをBET。カムアウトロールの出目は「10」(勝ち目は10)。
2投目以降で「7」より先に「10」が出れば5ドルの配当が行われます(等倍配当)。
しかし「オッズベット」の権利を使い、2投目以降に15ドルの賭け金を上乗せした場合、追加分に対しては「勝ち目」と「7」が出る「出現比率」に応じた倍率の配当が行われます。
「10」の出現率は「7」の出現率の半分です。
(下記参照。「7」が出る組み合わせは6通り。「10」が出る組み合わせは3通り)
よって「オッズベット」追加分の15ドルに対しては2倍の配当が行われます。
この時の配当金は5ドル(パスラインベット分)+30ドル(オッズベット分)=35ドル。
出現比率とは?
2つのサイコロの「出目」の割合を「出現率」と呼びます。
(例えば出目が「3」になる組み合わせは<1.2><2.1>の2通り。出現率は「2/36=5.55%」)
そして「勝ち目」と「7」の出現率と比較した割合を「出現比率」と呼び、「オッズベット」の配当はこの「出現比率」によって変わります。
カジノ側の「罠」に引っかからないためにも、この出現率の仕組みは覚えましょう。
なお、サイコロの組み合わせと配当は下記の通りです。
※「ドントパス」「ドントカム」に対する「オッズベット」について。
「7」の出現率が一番高いため、オッズベットの配当が1倍を割り込みます。
「ドント〜」での「オッズベット」はあまりお得な賭け方とは言えませんね。
ここまでが「クラップス」の基本な賭け方です。
「パスライン」「カム」「オッズベット」さえ覚えていれば十分楽しめます。
次に紹介する遊び方は、カジノ側に有利となる賭け方(所謂「罠」)です。
参考程度に紹介しますが、あまり覚えない方がいいかもしれません。
クラップスでカジノ側に有利となる賭け方(罠)を解説!
クラップスの罠①「ビックシックス」「ビックエイト」
「ビッグシックス」なら「6」、「ビッグエイト」なら「8」が出れば勝ち。
先に「7」が出たら負けという賭け方です。
勝てば等倍配当されます。
「7」との出現率を比較すると「等倍配当」はプレイヤーにとって不利なことが分かりますよね。騙されないように。
クラップスの罠②「プレイスベット」
テーブルの中央に書かれる「4」から「10」までの数字。
カムアウトロール以降、自分の好きな数字に賭けられるBET法です。
ルールは「7」が出る前に好きな数字が出れば勝ちという単純明快。
ですが、プレイスベットは出現率に対する配当率が少ないという罠が仕掛けられています。
ここに賭けるくらいなら、素直にオッズベットを選択した方が良いでしょう。
クラップスの罠③「ハードウェイ」
ハードウェイとは、サイコロの目の組み合わせまで当てる賭け方。
しかも「ゾロ目に限る」という条件付き。当たる確率が非常に低く「罠」の匂いがプンプンします。
ゾロ目の対象は「2.2」「3.3」「4.4」「5.5」の4種類。
ゾロ目が出る前に「7」、もしくは「ゾロ目ではないその数字」(例えば「2.2」に賭けて「1.3」)が出ると負けになります。
配当は9倍。この出現率を考えると9倍は低すぎます。
(ハウスルールにより配当率が変わるケースがあります)
紹介しておいてなんですが…ハードウェイの存在自体、忘れた方がいいでしょう。
クラップスの罠④「フィールドベット」
フィールドベットは一発勝負の賭け方です。
「2」「3」「4」「9」「10」「11」「12」が出れば勝ち。
それ以外の目(「5」「6」「7」「8」)が出れば負けです。
配当率は「2」「12」が出れば2倍。それ以外は等倍です。
7通りある「勝ち目」に対し「負け目」が4通りしかない。しかもボーナス配当もあるので「超お得!」と思われがちですが錯覚です。
前述の組み合わせから計算すると勝率は44.4%と若干低め。
2倍配当の「2」「12」は滅多に出ないことも考慮すると、フィールドベットも「ハウスが仕掛けた罠」と捉えてもいいでしょう。
クラップスの罠⑤「エニーセブン」
2投目以降、プレイヤー誰もが「7は嫌い!7は出るな!!」と心の底から願うはず。
しかし中には「7よ、出ろ!」と願う不届き者がいます。
この「エニーセブン」はそんな不届き者向けの賭け方です。
賭けた直後に「7」が出れば勝ち。他の目なら負けの一発勝負。
配当は4倍(払戻しは5倍)です。
ただし「7」の出現率は1/6。
配当的にもオススメできず、なんと言っても「場が白ける」のでお控えください。
クラップスの罠⑥「クラップス(2.3.12)」
このゲームの名前は「クラップス」と言います(今更?)。
クラップスの名前は元来“「2」「3」「12」が出て負けること”を意味します。
そこで「罠⑥」の説明で使うこの言葉は「2」「3」「12」の出目を表します。
賭け方は“「2」「3」「12」の中で賭けた目が出れば勝ち、それ以外の出目なら負け”。例えば「2」に賭けて「3」が出たら負けです。
出現率がとても低く、しかも一発勝負。
配当率は「2」「12」で30倍、「3」で15倍と高配当。
しかし出現率の低さから敬遠した方がいいでしょう。
クラップスの罠⑦「エニークラップス」
「2」「3」「12」(クラップス)の“いずれか”が出ることに賭ける方法。
(前述の「クラップス」は賭けた目以外は負け)
一発勝負でいつでも賭けられ、さらに利益は7倍の高配当と魅力的。
…と思いきや、「2」「3」「12」の出現率は1/9。
9倍配当ならオススメですが、7倍配当なら忘れたほうが宜しいかと。
クラップスの罠⑧「イレブン」
「11」一択に賭ける男の一発勝負法。
「クラップス(2.3.12)」の「3」の賭けと全く同じです。(配当率も15倍と同倍率)
「イレブン」も忘れていいと思います。
クラップスの攻略法はあるのか?
元カジノディーラーとしての感想ですが、下記の理由により「クラップスに攻略法はない」と思います。
クラップスに攻略法は無い理由①リアルな運任せ
ルーレットやブラックジャック、ポーカー等、カジノのディーラーやプレイヤー同士の駆け引きが勝敗を分けるゲームであれば、相手の癖や仕草、表情から勝ちを呼び込むことも可能です。
しかし、クラップスは駆け引きする相手がいません。
サイコロの目だけが勝敗を分ける「リアル運任せ」がクラップスなのです。
クラップスに攻略法は無い理由②イーブン故、攻略法が見当たらない
ハウスとイーブンな立場で勝負できるのがクラップス最大の特徴。
ですが、逆手に取れば「常にハウスが有利な方に乗れば勝率が上がる」戦法が使えません。
例えば、バカラの場合バンカーが勝つと「コミッション」をハウスに支払わなくてはなりません。これは勝率がプレイヤーよりもバンカーの方が高いためです。
言い換えると「バンカーに賭けていれば有利」。
ですが、クラップスはその特異性から「ハウスが有利な方に賭ける」戦法が馴染みません。
あえて言うならば…2投目以降「7」の出目を願う「ドント〜」枠に賭ければ、少しだけ勝率が上がります。しかしほんの少しの勝率アップのために、みんなと逆張りするのはどうなのでしょうか…。
最後にクラップスの遊び方や攻略法のおさらい
クラップスとは「ピリついた賭け事の緊張感」を楽しみたい人よりも「大勢でわいわい、楽しい時間を共有したい」人向けのゲームです。
ビックディールを好むギャンブラーには不向きかもしれません。
ですが「サイコロの数字」に一喜一憂。勝つか負けるかは運次第。
そんな単純なゲームだからこそパーティー感覚で楽しめる。華やかなカジノの雰囲気にはピッタリのゲームだと思います。
日本ではまだ馴染みが薄いクラップス。
でも、今はオンラインカジノでも気軽に体験できます。
「カジノの雰囲気を思いっきり楽しみたい!」「気分転換にゲームをしたい!」
そんな人はクラップスの世界に一歩踏み出してはいかがでしょうか?