週末だけ何かをして効率よく高収入で稼げるものは無いか?と調べていたとき、単価が高くて稼げる仕事として「スポットコンサル」というのがあるようです。
外部のコンサルタントを受けたいと思っている企業や個人事業主などは意外と多く、スポットコンサルが現在注目されています。実際にどんな仕事があって、どれくらい稼げているのか調べました。
目次
コンサルの仕事とは
コンサルタントの仕事は、様々な企業で課題解決のために必要とされているため需要もたくさんあります。
通常は、コンサルティングを行う場合コンサルを行う企業のプロジェクトごとにチームが形成され、コンサルタントやアナリストなどで行います。
そして、様々なコンサルタントの仕事の種類がありますので紹介します。
コンサルの仕事の種類
【営業コンサル】
営業面で課題を分析するコンサルです。
営業戦略を作ったり、営業手法、人材育成などの業務を行い、様々なアプローチで営業コンサルを行います。
【マーケティングコンサル】
市場リサーチやマーケティング手法の指導などを実施します。
最近では、デジタルマーケティングについての課題を担当することが多くなっていると言えるでしょう。
【データ分析コンサル】
データを分析することで、統計的に様々な企業の課題を考えます。
データ収集、整理といった作業、市場予測をして、データ分析によって経営判断に貢献する仕事です。
【新規事業開発コンサル】
新規事業を行うための事業構想を考え、事業計画を作り、事業立ち上げを行うコンサルタントです。
市場調査から行ったり、新規事業を立ち上げたりする、やりがいがある内容です。
【ITコンサル】
業務効率化を図るためなど、IT人材が不足している中小企業などで、コンサルタント業務を行います。
経費削減プロジェクトなどでサーバやPCなどスペック比較をして、安くてハイスペックなものを提案したり台数を削るなども聞きます。
【DXコンサル】
企業全体のビジネスに変革をもたらす改革の必要性がある必要がある仕事です。
【人事コンサル】
人事・評価制度や社員育成、研修、新卒・中途採用の採用戦略などを行っていきます。
【広報PRコンサル】
広報PRの戦略を考えたり、プレスリリースなども策定したりします。
情報発信の戦略を考える重要な仕事となっています。
このように様々な分野でコンサルの仕事があります。
スポットコンサルとは?契約期間などは?
コンサル業界の中で、さらにスポットコンサルも最近では注目されています。
スポットコンサルとは、1時間や1回限り、月に1回といったスポットで、コンサルティングを行うものです。
通常は、プロジェクトごとにコンサルティングを行うことも多いでしょう。
月ごとに契約をしてコンサルティングを行う場合も多くなっています。スポットコンサルは、短期間でコンサルに関わる契約となっているのが特徴です。
スポットコンサルの需要とメリット
スポットコンサルは、基本的には1時間を単位にコンサルティングを行います。
次のような場合にスポットコンサルの需要があります。
- 新規事業を立ち上げる際
- 新商品・サービスの導入を検討している場合
- 特定の業務の改善を行いたいケース
短時間、短期間のスポットコンサルのため、長期のコンサルティングの契約を結ぶよりも費用が抑えられるのがメリットです。
例えば、新規事業をスタートするにあたり、まずコンサルティングを受けたい場合に短時間、短期間でリーズナブルに専門家に依頼できておすすめです。お試しで、コンサルを試すことができます。
また、スポットコンサルは相場が安いことも企業側からすると大きなメリットです。そのため、多くの企業や個人事業主がスポットコンサルを雇った経験があります。
スポットコンサルを行うには資格が必要?
スポットコンサルを行うにはどうしたらいいのかですが、資格は不要です。
持っておくといい資格としては、次のような資格がおすすめです。
- 社労士
- 会計士
- 税理士
- 中小企業診断士
- MBA
経営に関するアドバイスが行えるような資格があればいいでしょう。会社でコンサルティング業務を行っている場合は、副業として行うこともおすすめです。
経験や知識、スキルは、次のようなものが活用できるでしょう。
- マーケティング
- 経営に関する専門知識
- 新規事業開発、戦略策定
- プレゼン能力や分析力
- 市場調査
- 経営分析
- 論理的思考力
- 得意な分野や専門的な分野での経験(営業や企画提案、人材採用・教育など)
スポットコンサルは週末だけでも稼げる?
スポットコンサルを行った場合に、週末だけでも稼げるのかが気になります。
スポットの仕事としては、スポットコンサルは高い収入が得られます。通常のコンサルと比べると稼げませんが、それでも副業としては高単価です。
- スポットコンサルの費用相場 1時間あたり1万円~5万円
1時間あたりの単価はとても高いのですが、継続して仕事があり、たくさん仕事がない場合はそれほど稼げないとも言えます。
- 電話で短時間でアドバイスを行う仕事も効率的
また、短期間でアドバイザーとして電話をする仕事などもあります。
取り組みやすい仕事で単価も高いのですが、短時間のアドバイスによって成果を出す必要があり、難しい仕事とも言えます。
スポットコンサルで稼ぐ方法を具体例で紹介
スポットコンサルで稼ぐ方法についても、具体例を紹介します。
コンサルタントとしての条件なども参考にしてください。
【新規事業を立ち上げる際のコンサルで稼ぐ方法】
新規事業を行うための施策の立案や実行、市場分析を行い、新規事業の改善点を提案して稼いでいる例があります。
コンサルの条件:事業開発経験、戦略コンサルティングの業務経験などが必要
【営業コンサルで稼ぐ方法】
BtoB向け社内コミュニケーションツール導入を行う営業コンサルティング業務を行っています。顧客データ分析から、営業施策の立案、トークマニュアルなどを作成した例です。
コンサルの条件:BtoB 領域の営業経験、企業への企画提案経験、トークマニュアルの作成経験が必要
【DXコンサルタントで稼ぐ方法】
メタバースに特化したコンサルティングを行い、デジタルツイン・ブロックチェーンなどのテクノロジーを検討した企業の事業改善をサポートした例です。
コンサルの条件:コンサルティング、シンクタンクでの経験、リサーチ能力、事業企画経験などを必要
コンサルを依頼する条件は、それぞれの内容によって異なりますが、専門性が必要で、経験や知識、スキルがあれば、資格がなくても稼げています。
スポットコンサルを始める流れ
スポットコンサルを始めたい場合には、コンサルを仲介するエージェントに登録する方法がおすすめです。
スポットコンサルを行う価格設定や契約についてもフォローしてもらえますので、流れを紹介します。
①スポットコンサルの仲介エージェントに登録
(これまでの経験や実績、得意分野など、コンサルティングに関わる内容をできるだけ具体的に登録)
②企業や個人事業主とのマッチングが行われる
(仕事の依頼、クライアントからの指名を待ちます。公募案件もありますので、自分で応募することも可能ですが、非公開案件が多い傾向です。)
③クライアントから指名があったら、クライアントのテーマに関するこちらの知見や経験の有無を回答
④スポットコンサルタントの依頼をされた場合、日程調整をしてマッチングが成立
⑤報酬条件の合意をする
⑥スポットコンサルを対面やオンライン、電話などで実施する
コンサルを行う際は、事前にクライアントからアジェンダを受け取って、準備をしてから行うことが多くなっています。
スポットコンサルを受注するおすすめサイト
スポットコンサルで稼ぐためのおすすめのサイトとして、「ビザスクlite」「コンパスシェア」「NewPicks Expert」「HiPro Direct」「GLG」「QEEE」などがありますので、紹介します。
ビザスクlite
様々なビジネス領域の経験者に1時間から対面・電話で相談できるようになっているプラットフォームです。
プロダクト開発やサービス改善のためのユーザーインタビューや業務改善、市場調査、ノウハウを提供しています。
アドバイザーとして無料登録でき、56万人がアドバイザーとして登録している日本最大級のサイトです。
コンパスシェア
会員登録をして、スポットコンサルを必要とする企業とのマッチングをしてもらうことができます。無料で、コンサルタントとして登録するといいでしょう。
事業戦略やDX、資金調達、新規事業展開のスポットコンサルを行います。実践的なスキルをコンサルタントから学べる社員研修サービスや、市場リサーチ、事業計画書から人事制度設計資料まで幅広いテーマの資料作成も行っています。
NewPicks Expert
リーディングカンパニーのトップや各分野の第一人者、新規事業、経営企画、マーケティング、人事、営業、製造、物流などの各分野の実務家、先端領域のスタートアップ人材、専門領域のアカデミア、医師など、多様な分野のエキスパートが登録して活動しています。
コンサルだけでなくても、複数分野での登録なども可能ですので、専門性を登録してみるといいでしょう。
HiPro Direct
スポットコンサルが1時間1万円~と掲載されているサイトです。70%以上が現役会社員の登録となっています。無料で登録でき、大手企業から、スタートアップ企業までのスポットコンサルの仕事が受けられます。
経験値を上げることができていいサイトです。
GLG
世界最大のインサイト・ネットワークです。世界で約100万人の有識者が、ビジネスの意思決定を支援しているサイトです。スポットコンサル、専門家への調査(BtoB調査)、海外調査などを提供しています。
こちらでも、アドバイザー登録ができます。一流の企業の有識者と交流できる点もメリットとなっています。
QEEE
QEEEのコンサルサービスは、専門知識を持つ「アドバイザー」と、専門的な情報を必要としている企業や個人をマッチングさせるサイトです。1時間から相談が出来るスポットコンサルを提供しています。
「アドバイザー登録を希望する」で、登録ができ、1時間から仕事が可能です。様々な企業の悩み事が相談されますので、自分の経験などを詳しく提示して仕事を受けるといいでしょう。
スポットコンサルの注意点
最後になりますが、スポットコンサルの注意点を見ていきます。スポットコンサルには多くの人が登録しています。経験値の高いシニア層もたくさん登録しています。そうしたたくさんの登録者の中で、差別化を図ることが大切です。
仕事を依頼してもらえるように、自分の具体的な経験や知識、スキルを提案してアピールすることが大事と言えます。
スポットコンサルは稼げて経験値になっておすすめ
スポットコンサルは、仕事を受けることで、新たな経験値となります。
副業禁止でない場合、そして、副業と同業でない業種ならば問題となることが少ないでしょう。
スポットコンサルを副業として行って、経験値を上げながら稼いでみるのもおすすめの方法です。