脱サラをして「せどり転売」の専業となった知り合い(Aさん)がいて、話を聞く機会があり、Aさんの体験談を書いていきます。
開始2か月目に売上で100万円入ったのだとか。稼いだというのも語弊がありますね。
売上で100万円ですが仕入れや手数料など経費が60万円くらい出ていて、せどり転売自体はネットビジネスをやっていれば昔からよく聞いていただけあって確かにプラス収支にはなっているけど苦労もされたという話を書いていきます。
せどり転売の販売先は?
Aさんのせどり転売の販売先は、主にメルカリ・Amazonみたいです。
メルカリは目の前にある商品をスマホで写真撮ってアップして、タイトルや説明文を書くだけで、あとは売れるのを待つだけです。
Amazonセラーセントラルを大口販売者で契約すればAmazon倉庫に送るだけで勝手に梱包発送してくれるFBAも使えるようですが、FBAもデメリットがあって、売れない不良在庫はそこに置くだけで費用が取られるのと、FBA手数料が結構高額なので経費圧迫します。
取り扱う商品ジャンルによっても相性があるみたいで、大型商品ほど倉庫代も高くなるのでそれは自分の家で保管とか、売れやすくて大量の同じ商品ならFBA向きなんだとか。
彼は選んだ商品の性質上、結局FBAは使ってないようです。
せどり転売の商品は何を仕入れた?
Aさんが実際に「せどり転売」した商品は
- 中古家電
- 中古コスメ
- 中古ブランド品
かな。
どれが一番良いというか、どれも一長一短、メリットデメリットはあるように感じました。
家電は中古でも3万円など高単価が見込め、よく売れやすいジャンルですが、故障品だったときに返品のやり取りなどがとても面倒です。個人だとなおさら。
さらに置き場所を最も取られます。
空気清浄機、掃除機、扇風機などなど10個20個もあるとなかなかですが、メルカリとAmazonの両方で販路ができるのでさらに売れやすいとか。
コスメは香水や口紅ですかね。誰かが使った中古でもよく売れるようです。
新品だと1万円する香水も全部を使い切るまでに新しい商品に浮気しがちですよね。
口紅も購入者は先を切るなどで中古でも構わない10代の客層に売れるようです。
仕入れ1500円、販売3000円くらいですかね。
コスメはAmazonではNGです。
中古ブランド品もそれ専用の業者による市場に行ったようです。そこには中国や香港のバイヤーもたくさん来ていて、日本の市場は偽物がほぼ無くて質が良いとして口コミで集まるようです。
やはり高単価が見込める商品です。
新品5万円のが仕入れ3万円、販売4万円くらいのイメージでしたが、これはかなり価格の開きがありそうでした。
3万円で仕入れても4万円で売れなくて、徐々に下げていき最終的に25000円になり赤字なのもあって、総合的な目線で収支を付けないといけないほどライバルとの価格競争に陥っているようです。
ブランド品もAmazonではNGです。
Aさんのせどり転売で苦労した点
ブランド品は高額で売れやすいとはいえ、偽物を扱うのは絶対NGなので、それなりに安心できる市場を選ぶ必要があります。
仕入れ前に偽物を見分ける勉強もしたようです。
古物商許可証を取得しに警察で申請もしたのだとか。
Amazon販売はアカウント作成して商品登録するだけなので販売は簡単ですが、色んな手数料が掛かるらしく、売上10000円に対して手数料3000円くらいだとか。なので仕入れ費用を何とかして抑えないと儲けが出にくいでしょうね。
中古コスメは価格も安めで一番売れやすいけど、購入者が本当に若い女性ばかりなのでコメントやメッセージ内で専門的な質問をされたときの回答に苦戦していたとか。
また、Aさんは初めて確定申告をすることになるのですが、初めてだと覚える事も多いので後から苦労するのも目に見えていて、そのときのために売上レポート、領収書、帳簿などのアドバイスはしておきました。
Excel管理で完結できますが、領収書の山を入力していかないとです。
そして、せどり転売で大きく稼ぐには、大きく出資するだけです。
仕入れる商品が増えれば増えるほど売れる機会も増えて、売り上げも増えていき、梱包も一気にして、発送も一日一回に決めればルーチンワークにできるのであまり難しくもないでしょう。
何を仕入れるかに時間を使うのが最も多くなり、多くの商品を見れば見るほど目も肥えてくると感じました。
「せどり転売で月100万円稼いだ」と言えるようになるには、先行投資となる仕入れ費用は300万円くらいですかね。
ただ、私としては1か月という時間をフルに使ってやっと100万円かぁ、と思ってしまいます。
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