フィリピンでカジノを楽しめる高級ホテルとして知られているオカダマニラ。
創業したのは日本人であり、フィリピン国内でもとても有名な場所となっています。
2021年現在はなかなか行けない状態ではありますが、コロナが落ち着いたら行ってみたいと思ってますし、最新の動向や建物の内部について調べてみました。
オカダマニラとは?
オカダマニラは2016年にフィリピンで開業したホテルです。内部にカジノが用意されており、フィリピン内でカジノが楽しめる貴重な場所となっています。
ここで用意されているカジノは、大量のスロットとテーブルゲームが中心です。
オカダマニラという名称の通り、このホテルの創業者は日本人です。岡田和生という人がこのホテルの創業を行い、運営を外部に委託している形となっています。
ちなみに創業者はパチスロメーカーのユニバーサルエンターテインメントの社長です。
パチスロ以外の分野で稼げないかと検討した結果、このオカダマニラを作り、国外の客をカジノで遊ばせるという方針を採用しました。
その方針通りに大きな結果が出ており、観光客を中心にカジノを楽しめる場所として重宝されています。
しかし、新型コロナウイルスの影響により、現在もオカダマニラの経営状況は厳しくなっています。
この損失はユニバーサルエンターテインメントが補填していますが、本業であるパチスロの利益を全て飛ばしてしまうほどの状態であり、今後の同行次第では経営危機の可能性もあります。
オカダマニラに用意されているカジノ環境
オカダマニラに用意されているカジノはかなり広大な場所となっています。
- スロット約3,000台
- カジノテーブル約500台
これだけ多くのスロットとカジノテーブルが置かれている関係で、ギャンブルのできる場所としては非常に優れていると言えます。
カジノテーブルでサービスを提供するディーラーは、しっかり教育されているため問題なくサービスを提供してくれます。
スロットはカジノ用に調整されているものが導入されています。
ユニバーサルエンターテインメントが作っている日本のパチスロ用のスロットは存在しません。
パチスロと一般的なカジノ用のスロットは異なる形式で運営する必要があるため、パチスロで使われているものが流用されているというケースはほぼありません。
こうした遊びやすい環境を整えることにより、大量に人が入ってもカジノで遊べるように整えています。かなり多くの人がカジノで遊んでいる時期もあるなど、ホテルとしてもカジノとしても非常に優れた場所となっています。
オカダマニラのホテル情報
カジノとしてのオカダマニラについてここまで説明しましたが、ここからはホテルとしてのオカダマニラを見ていきます。オカダマニラはホテルとしても非常に大きな場所となっており、他のホテルとは異なる印象を受けるでしょう。
客室数
オカダマニラの客室の数は993と設定されています。後少しで1,000以上の客室を確保できる状態ではありましたが、色々な設備を導入した結果993となっています。
ホテルの客室数としては非常に多いと言えますし、客室によっては高級なサービスを提供できる場所もあるなど、お金を払えばより快適なサービスが期待できます。
ホテル内の施設
オカダマニラでは以下のサービスが提供されています。
- レストラン41店
- ショッピング75店
- ナイトクラブ
- フィットネスクラブ
- スパ
こうしたサービスが導入されています。レストランはホテル内に41店舗も存在しており、好きな料理を楽しめるようにしています。
ジャンルとしては中華や洋食が中心となりますが、日本人が創業している部分を生かして和食を提供するレストランも用意されています。
ショッピングについても75店舗と非常に多く、ここでしか買えないようなものも多数用意されています。買い物を外で行う必要がなく、オカダマニラだけで済ませられるのもいいところです。
他にも接待を受けられるナイトクラブ、運動に最適なフィットネスクラブなど、ホテル内で快適な生活ができるように様々な施設が導入されています。
高級ホテルだけあって、不便に感じるようなポイントはありません。
噴水
オカダマニラの名物として噴水が用意されています。THE FOUNTAINと呼ばれるこの噴水は、ショーのために用いられるなど、オカダマニラを代表する場所となっています。
噴水ショーの際はイルミネーションも取り入れて、光と水の演出が期待できます。
また、ショーを行っていない場合でも、夜になると幻想的な雰囲気を作り出してくれるなど、オカダマニラでも特に目立つ場所となっています。
オカダマニラの現状
オカダマニラは2016年に創業、2017年にグランドオープンという形でスタートし、非常に大きな実績を上げていました。
ユニバーサルエンターテインメントの決算などでもこうした情報はしっかり記載されており、経営状況に問題のあるところはあまり見えませんでした。
しかし、2020年に新型コロナウイルスが流行、オカダマニラもこの影響を大きく受ける形となり失速します。
2020年2月以降の入場者数については非公開となっていますが、平均して50万人前後が月に訪れていた状態が激減しており、現在はあまり稼働していないと見られます。
この影響はユニバーサルエンターテインメントの決算にも多大な影響を及ぼしており、2020年は本業の営業利益がある程度確保されていたものの、その売上をオカダマニラの損失が上回るような状態となり、結果として赤字決算となっています。
現在でも観光客が戻らない状態が続いていることから、オカダマニラの経営状況はかなり厳しいことが予想されます。海外への渡航が容易にできるようにならない限り、ホテルとしての経営を維持するのは相当厳しいことが予想されます。
決算では人員削減などを既に開始していると発表
オカダマニラについての情報は、ユニバーサルエンターテインメントの決算短信で確認できます。
この情報によると、オカダマニラの事業については再編を行っていると記載しています。
現在の状況では経営を維持できないと判断しており、人員の削減と固定費を減らすための努力を進めていると発表しています。
特に人件費については、20%の削減を図るとしています。
オカダマニラの人件費を20%削減するためには、結果として1,500人を解雇しなければならないという現状があります。
オカダマニラに携わっている人が多いこと、そして解雇によって一気に人を減らす必要があったという事情も確認できました。
今後は再編によってオカダマニラの経営が維持できる状態に持っていけるかが注目されます。
フィリピンでは経済活動が制限される現状が続いていることもあり、フィリピン国内の新型コロナウイルス流行が止まらない限り、なかなかオカダマニラが本来の状況を取り戻すのは難しいでしょう。
オカダマニラは日本人がフィリピンにリゾート施設として作り出したホテルであり、カジノのフロアが非常に大きく作られているという特徴を持っています。
また、ホテルとしての規模も非常に大きなものに仕上がっており、オカダマニラにいるだけであらゆるサービスが利用できます。
現在は新型コロナウイルスで苦しい状況となっていますが、新型コロナウイルスの流行が止まり、経済活動が再開できるようになっていくと、再びオカダマニラの利益は大きくなっていくでしょう。
なお、別ページでも続きを書いています。
